iroiro

音楽とかいろいろ

Reach to Mars/FoZZtone

2014/11/13発売。

「Return to Earth、何でこんなに暗いんだろう」というのが最初の感想。

火星から帰ってきたんだからもっとこう「ウオオー!」みたいなのがあっても良いんじゃないのかなって思った。盛り上がりみたいな。なんかこう、持て囃されるみたいな。キャー!みたいな。うまくことばにできないけど、なんかそういうのがもっとあっても良いんじゃないのかなって。ハッピーな雰囲気を作るのが得意である(と思っている)FoZZtoneなのに何でこんな…?

2013年に発売されたReach to Marsと今回のReturn to Earthは連作なんだけど(その間にもセカフォズとかTSUTAYA限定レンタルとかStomp the Earthのリリースはあったけど)、たぶんこう、Reach to Marsで「うおーーー!火星に行くぞーーー!行ってらっしゃいーーー!!」みたいな雰囲気を目一杯作っちゃってて、その盛り上がりはそこで終わったんだろうなと。

昨今の大衆媒体に言えるけど、一気に盛り上がったら一気に忘れ去られるみたいな感じ。

「あ、帰ってきたんだ。へえ、おかえり。そこに夕飯あるから勝手に食べちゃって」くらいの感覚。

浦島太郎みたいだな。

聞いてるこっちもだいぶ「浦島太郎みたいな気分です…。あんだけ盛り上がってたじゃん…もう忘れたのかよ…」って思う。


この二つのアルバムをどういうものか表現するかって考えたら、Reach to Marsは「前へ進むためのアルバム」で、Return to Earthは「前へ進むのを一旦やめて現状と向き合うためのアルバム」ってところかなあ。
無理やり進まなくても日々は過ぎていくし、どうにかこうにか生きていけるし。

宇宙飛行士もひとりの人間だしね。


毎日無理に生きてる気がするならReturn to Earthは救いになるかも。「これはこれで悪くないしな」って思えるかも。



そういえば、今年の1月時点で「LOVEはハマらなかった」って書いてるんだけど、いま絶賛ハマっている。セカイイチFoZZtoneのミニアルバムからLOVE曲自体にハマってしまって呪いのようだなって思った。
INNER KINGDOMも買っちゃったし。GENERATeRって曲がほんとにかっこいいんだよ…。