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音楽とかいろいろ

或る感覚2016.12.18

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  • 或る感覚との出会い

 或る感覚との出会いはYouTubeで見た『ナチュラル』のPVだった。

 或る感覚 - ナチュラル - YouTube

 衝撃が強かった。いやこういうバンドは昔から好んで聞いたいたんだけれども、それはNUNBER GIRLや初期Base Ball Bear、キドリキドリ、ハヌマーンのようなジャッキジャキで歪みまくりのギターで掻き鳴らすような音がずっと好きだったんだけど、何というか「2010年代にもまだこういうバンドって存在したんだ!」っていう衝撃があった。もうなんかめっちゃナヨナヨした「サブカル女子受け最高!」みたいな、金髪マッシュ、もしくはクソみたいなパーマ、もしくは黒髪ボブ黒縁メガネみたいな出で立ちでとにかくガリガリでめっちゃチャラくてTwitterでクソリプ爆撃を受けたり、画像にキラキラ加工を施されたり、「●●君かわいい~」みたいなクソツイされたり、#邦楽好きのフォロワーさんと繋がりたいみたいなクソハッシュタグ付けられたり、Twitterのbioがスラッシュまみれだったり、謎のポエムだったり、好きな歌詞だったり、サブカル女子におもちゃにされているような本当に可哀想なバンドみたいなのばっかりだと思っていたから、こういう良い意味で青臭いバンドがとても新鮮だった。
 それから少し時間が経った頃、正確には覚えてないけど恐らくiTunesでSG『ナチュラル/初夏のピラニア/ロマンチック・アルカイダ』を購入。とは言えそこまで聞いてない気がする。ただそのあと彼らがアルバムをリリースしたことを知って、シングルも良かったしアルバムも聞いてみるかみたいなノリでAmazonで2ndAL『バイタルリスペクト』を購入。特に何も考えてなかったし、まあアルバム全体を聞いて評価するのが正しいし、それはごく自然な流れだった。でも結果的にこれが大当たりだった。最高だった。すごかった。一つだけ文句を言うなら「歌詞カードがめっちゃ読みづらい。オレンジの紙に白の文字は目がチカチカするし目がおかしくなる」だ。ただ、収録曲はどれをとっても素晴らしくて、特にM-4『スローウェイヴ』の浮遊力も新しい自分へ進化していく雰囲気も何もかもが最高、M-7『キリコ・シンコペーション』の突き抜け方は或る感覚!って感じだし、M-10『対話』の優しさはこれまでの攻撃性を溶かすような感じで素晴らしい。過去も現在も未来も全てが等しく大切で、あなたとの時間も話も生活も何もかもを「よくある話」なんかで終わらせたくないよね。そして最後M-12『エンドビールで乾杯』はビール瓶でぶん殴るような荒々しい雰囲気でこれもまた最高。絶対に殺してやるからなっていう殺気立っている感じが本当に愛せる。優しさなんて見せずに一思いに殺してしまおうね。ずっとずっとそうやって仮想敵と戦っていてほしい。自分以外は全員敵だと思っていてほしい。
 既存曲もシングルとは違った面を見せていて、少しだけ大人になって彼らの成長を見ているような感覚に襲われた。何もかもが本当に良かった。どの曲を聞いても最高にかっこよくて手放しで愛せるような作品だ。この年いちばん聞いたアルバムだったと記憶している。
 それから確か2月のライブに行ったんだけど、お客さんは少なかったしわたしはド真ん中にいて、その上バレンタイン時期だったからチロルチョコをめっちゃ投げられてビシビシ当たった気がする。ひとつも持って帰らなかったけど。当時のわたしは『スローウェイヴ』さえ聞ければあとは何でもいいやって思っていたんだけれども、ライブ終わりに「もっと聞きたい!もっと知りたい!もっと或る感覚のことを好きになりたい!」と思って物販で1stAL『カウンター』を買って帰った。帰りの天神地下街GODIVAの前を通って「どうせ投げるならGODIVAにしろよ貧乏バンドマンが…」って思ったけどGODIVAを投げつけられるのもなんか嫌だな。成金感がすごい。「GODIVAなんていくらでも買えるんですけど~?」みたいな。ウワッめっちゃ腹立つ或る感覚が貧乏バンドでよかった!
 帰宅して『カウンター』を聞いた。M-1『鬼』からキレッキレで「さすが20代前半!初期衝動ってやつだ!」って思ったし、この頃から語感だけで歌詞を書いてるなあと思った。前編通してほぼほぼ同じテンションだけどたまにトリッキーな曲(M-6『HAPPY ROBOT』)が混ざっていて、1stALとは思えないほどの完成度だった。アルバムと同タイトルのM-12『カウンター』なんて、わたしの好きな要素である「雪崩れ込むような音」、「畳みかける言葉」、全てが詰まっていてこのアルバムの中でいちばん聞いた曲だと思う。アルバム全体としては一曲一曲は勢いが強いけど全て聞き終わるとその勢いだけで作ってるとも思えなかったし、各々の作用が良い方向に向いていた。きっと1stから聞いても2ndが楽しみに思えたし、逆に2ndから聞いたわたしはこれからの彼らのポテンシャルに本当に期待していた。全てが良いと思えるバンドなんてそうそういなくて、リリースの度に愛が減ったりすることが多々あるんだけど、或る感覚に関してはそんなことがなかった。
 ライブにはまた行きたかったし、いま聞いてる音たちはどんな風になるんだろうと思っていた。
 でも2月のライブ以来行く機会がなかった。いま思うと本当にもったいないことをしてしまったと思う。

 

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  •  或る感覚の進化/変化/次の宇宙へ向かうために

 2ndAL『バイタルリスペクト』のM-4『スローウェイヴ』で歌っていたように或る感覚は「次の宇宙」へ向かっていた。それが2ヶ月ごと連続でリリースした『HEADPHONE PUNK1』、『HEADPHONE PUNK2』、『HEADPHONE PUNK3』だった。Twitterでロンがよく新曲をUPしていたのでそれを聞きながらわたしはリリースを待ち望んでいたし、特に『HEADPHONE PUNK1』はタワレコオンラインでしか手に入らなかったから(のちにメルカリでバカみたいに高い値段で売られていてロンがブチ切れていたけど)(ほんとあなたそういうとこあるよね。Twitterでブチ切れるのいい加減やめて。インターネットで本気にならないで)、送料にキレながらキドリキドリと一緒に買ったし(キドリキドリのアルバムはめっっっっちゃよかった。『テキーラと熱帯夜』ほんとに好き)、そうじゃなくてもそのあとのリリースも、(ロンがキレてタワレコで買える店舗を増やしたので)タワレコで予約して買った。
 で、この音。何これ。どうしたの。風呂場は録音環境ではありません!!!!!って思わず言っちゃうような音だよこれ。何が良いのかさっぱりわからない。わたしが知っている、わたしが待っていた或る感覚ってこんなのだっけ?それとも若気の至りでこんなことをしているの?これっていったいどういうことなの?若いってそういうことなの?『HEADPHONE PUNK2』収録の『ステレオブルー』だってそうだよ。新曲としてUPしたときはもっと攻撃性が高くて、「或る感覚だーー!」ってなったのに。本当に好きだったのに。『HEADPHONE PUNK3』には『ロマンチック・アルカイダ』の再録が入ってるからすごく楽しみにしていたのに、この、ところてん感。暖簾に腕押し。糠に釘。あのときの「ヒーローもろとも絶対殺す!」っていう気概はどこに行ってしまったの。何て言うか当時好きだった子と10年ぶりの同窓会で再会したらめっちゃブスになっててすごくショックを受けたみたいな感じ。あの頃はすごく可愛かったけどあれも思い出補正だったのかなあって自分の記憶を疑ってしまう。もうほんとうにそんな感じ。
 それだけ期待をかけていたバンドだったけれども、彼らの目指す「次の宇宙」がここならばそれはそれで受け入れるしかなかったし、正直アルバムでどう変化するのかも気になっていたから何だかんだ言っても次のリリースも買うんだろうと思っていた。当時はそう思っていた。ライブだってアルバムをリリースすれば行うはず。ライブだったらきっとこの音たちは変わるはず。こんなのは音源だけだよ。大丈夫。絶対にここで終わらない。アルバムは年内もしくは年明け早々にでも出ると勝手に思っていたし、そうなれば必然的にライブには行けるとわたしは思っていた。ライブで聞けるかもしれない『ステレオブルー』はすごく楽しみだった。こうやってわたしは勝手に期待をする。そして散る。

 

  • 或る感覚解散に寄せて

 11月の半ばごろに或る感覚の解散が耳に入ってきた。LINEで。持つべきものは耳の感覚が鋭くて、音楽に対して真摯に向き合おうとする彼氏だなと思った。ただこの話を聞いたときは本当に最悪だった。最初何の話をしているのか全然わからなかったし、現実だとも思わなかった。けれどもここ最近でいちばん最悪な出来事には変わりがなかった。起きてしまったことには変わりがなかった。バンドはいつか死ぬなんてことはわかっているけど、こんな速く寿命が来るなんて思ってもなかった。寝耳に水、青天の霹靂、なんかそういう「すごく衝撃的なこと」みたいな感じだった。それからいちばん最初に考えたのは「ロンはソロでいま弾き語りをしているからまあまだ音楽で食っていく気持ちはあるとしても、他のメンバーはどうなる?」だった。わたしが彼らの曲の中でいちばんすきな『スローウェイヴ』(2ndAL『バイタルリスペクト』収録)はどうなる?もう聞けない?あの2月に初めて行ったライブで聞いたっきり、もうこれっきりなの?…そんなの絶対に嫌だ。お願い見捨てないで、行かないで、わたしまだあなたのこと好きなの…!それでも別れるって言うならそのままお前のことを殺してわたしも死ぬ!っていう別れ際のメンヘラみたいなことを考えていた。それでも彼らはどこかへ行ってしまうし、消えてしまう。どれだけわたしが嘆いても彼らが戻ってくることはない。わたしにそこまでの力はない。特に今回はよくある「バンド資金問題」だけではなさそうだったし、バンドの核でもあるはずのGt.大野から脱退を申し出たという公式発表を見て「本当にどうすることもできなかったんだろうな」と思った。わたしは彼の作る曲がすごく好きだったけど、彼が作る曲が聞けないのであれば、悲しいけれども解散は正しい選択なのかなと。正しいことなんてわたしが決められるものではないんだけど、何かしらの「正しさ」を見出さないとどうすることもできない。これを書いている今ですら『スローウェイヴ』を繰り返し聞いている。人生の中で大切にしたい曲ランキングがあるならば上位に入る。そんなレベルで好き。
 フルアルバム2枚、シングル1枚、連続シングルリリース3枚。たった6枚で或る感覚は終わってしまった。次のアルバムをリリースする予定もあったみたいだけど、結局それは一生聞けないのだろう。すごく悲しいし悔しい。これはバンドに限らずだけれども、何もかもが未来永劫いるなんて思ってはいけない。生きてるものはいつかいなくなる。形を失う。いなくなってしまったら新しいものなんて生まれない。わたしはこれから先、彼らが遺した音だけを聞いて過ごすしかない。「いつかフラっと再結成するのも良いかもしれない」みたいなことをロンがツイートしていたけど、そんなことをするくらいならば何もしないでほしい。そのままわたしの中の思い出として生き続けてほしい。とか言ってるけどきっと再結成したらそれはそれで喜ぶんだろうな。ほんとうに好きなんだよなあ。っていうか20年とか続いてるバンドとか奇跡じゃん。いっそ怖い。
 ところで閃光ライオット出場バンド死にすぎ説とかも考えたけど(THE SALOVERSとかGalileo Galileiとかまさにそうだし)、でも若いってそういうことなのかもしれない。10代の頃の不安定な時期に作られたものは脆弱性があるのかもしれない。やりたいことも、好きな音も考え方も少しずつ変わっていって、まだまだ落ち着きがないのだろう。その落ち着きのなさが6枚のCDに詰まっているとしたら、良い瞬間に立ち会えたと思える。
 或る感覚は10年代で最強にかっこいいバンドだったし、最強にボーカルの精神が不安定だった。もうほんとにめちゃくちゃだった。精神不安定な人間はSNSをやってはいけない。Twitterやめるやめる詐欺の葉加瀬太郎だし。あとわたしのツイートをふぁぼるのやめて。通知欄見たときにタチバナロンがいたら心臓が止まる。それでも音はとてもかっこよくて、語感だけで選んだ歌詞も、何もかもがすごく良かった。何もかもがわたしの耳に刺さった。これからもずっと大切にするから、ずっとわたしの中で生き長らえてね。

何者だ…岡崎体育…

ニートになったので恒例のYouTubeで関連動画から音楽を漁ってたんだけどあまり好みのバンドは見つからず悲しんでいたわたし。

 

(中には全部同じ曲に聞こえるバンドまでいて「ついにわたしの耳は狂ったか?」と思った)(どのバンドかは言わない)

 

  • そんな中見つけた岡崎体育という男。

まず名前がやばい。岡崎体育ってなに。体育好きなのかな…。

わたしはバンド生まれバンド育ちバンド在住ってくらいバンドサウンドしかほぼ聞かないしどう見ても彼の見た目はDQNに見えるし怖い。行ったことないけどクラブとかでめっちゃ酒飲んでそうだし、闇金ウシジマくんのモブにいそう。「先輩、あのクソガキやっちゃいましょうよ~」とか後ろの方で言ってそう。

でも音楽は最高にかっこいい。人は見た目で判断してはいけません。

 

これ以上の説明ができないのでPVをどうぞ。見りゃわかる。読む前に聞け。

 

▽家族構成

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このサウンドめっちゃ頭おかしくなる。けどすごく中毒性がある。

 

 

▽FRIEND

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バンドとソロってどっちが儲かるんだろうな。

 

▽SNACK

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面白いだけじゃなくてこういう曲も作るのかよすげえな岡崎体育。

 

鴨川等間隔

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…かと思いきやこういう曲も作ってたのか。

この手作り感たっぷりのPV良いよね。お金なさそう。

 

他にもたくさんPVがあってどれを貼るか悩んだけど振り幅大きいものを選ばせてもらった。

 

 

  • まとめ

この記事を書く前に公式サイト

okaakitoshi.wix.com

に飛んだんだけどプロフィール欄に影響を受けた人物があってそこには電気グル―ヴとかP-MODELとかスチャダラパーとかLMFAOとかtofubeatsとか載ってて「なるほどな~」と思ったんだけどそこにアジカンナンバガSUM41の名前も載ってて「世代かよ!」って思った。みんな通る道だもんな。(公式プロフによると26歳らしい)

現在の活動拠点が奈良県だからかLOSTAGEの名も載っていた。

 

ちなみに好きな言葉はマンUらしい。これを好きな言葉に挙げてしまうとすごくエロい単語に聞こえる。

 

さて、岡崎体育は柔軟性が高くて面白い。普段HIPHOP系は聞かないというわたしみたいなサブカル女子も抵抗なくすんなりと受け入れてしまうそんな不思議な魅力がある。

これを機に普段聞かないジャンルに手を伸ばしてみるのも良いかもしれない。

 

 

 

大森靖子とわたし

「可愛い」という言葉は魔法である。「綺麗」よりも「可愛い」のほうが好きだ。もっと言うと「可愛い」ではなく「かわいい」という表記のほうが好きだ。ふんわりしている。幼少期にわたしは「かわいいかわいい」と言われて育ってきたのだけれどもいまではその当時の見る影もなく無残な姿に成り果てて鏡を見るたびに絶望しながらそれでも何かと理由をつけて今日も生きている。例えば車校卒業検定に受かったとか。アマゾンでアジカンのBDの支払いしちゃったから届いて観るまでは死ねないとか。たぶんこれから先も何かと死ねない理由をつけては生きていくのだと思う。

これは常々言っていることなんだけど、かわいいくせにかわいくないふりをする女の子が苦手だ。それで「え~~かわいいよ~~」待ちな女の子も苦手だ。開き直ってかわいいんだからそれを最大限に武器として使ってほしい。ちやほやされろってことではなく、かわいいんだから武器にするべきだと思っている。

そんな「かわいい」を最大限に詰め込んだ女の子と言えば大森靖子である。
残念ながら1stミニアルバム『PINK』は未聴なのだけれども1stフルアルバム『魔法が使えないなら死にたい』、2ndフルアルバム『絶対少女』は聞いている。 本当は1曲1曲書きたいところなんだけどそうしたら大変なことになるので厳選した2曲だけ書くことにする。

▽『ミッドナイト清純異性交遊』PV

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▽『ハンドメイドホーム』LIVE映像

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前者は『絶対少女』に収録されているのだけれども、ドロドロの闇からまばゆい光が放たれるような感覚に陥る曲で「君の気持はSNS/ときに顔文字なくてSOS」とか「いつまでも大きい瞳で大丈夫な日の私だけをみつめてよ」とか現代人の病抱えてる感じがたまらなく愛おしい。何かに依存しちゃってるんだよね。だからトチ狂ってアイフォンからLINE消したりするんだよね。わたしのことだけど。ダメダメな青春、10代じゃない20代のそれなりに自由を手にして堕ちるとこまで堕ちた青春を過ごしてきた彼や彼女には絶対に聞いてほしい。(その感覚で『まばゆい光が放たれている』と評して良いのかは謎)(音はキラキラのポップチューンだから合っているような気がしなくもない)

後者は『魔法が使えないなら死にたい』に収録。これじゃなくてタイトルチューンの『魔法が使えないなら死にたい』のPVを貼りたかったのだけれども見当たらなかったのでこちらで。この曲も好き。「ちょっと高すぎる気もするけれど/悪魔の人が売ってたから/買っちゃった/仕事がんばる」のフレーズが好きすぎる。「共感する~~」とか言いたくないんだけど、ちょっとお高めの化粧品を買ったりお洋服を買ったりするときって自分の中のもう一人の自分が「悩むなら買っちゃえよ~~今月のバイト頑張れば良いじゃん~~」みたいなことを言ってくるからそういう意味ではすごくわかる。目まぐるしい日常を過ごしていても、そういうご褒美みたいな、自分に言い聞かせて生きてる感じが生々しくてすごく良いなあって思う曲。

どの曲も元々ビッチ気質を持つ女の子がある程度自由に使える時間とお金がある状況において、どんどん堕落していくサマを観察しているような気分になる。端金あげたらヤれちゃうようなそんな安い女の子。SNSでちやほやされるためだけに着飾ってオフパコ()してピル常飲してて「中に出して良いよ」って誰にでも言えるような女の子。自分の生きる手段を確立しているからある意味めちゃくちゃかわいいと思う。失ったときの反動がすごそうだけど。

大森靖子は全ての男女(どちらかといえば女の子の比率が高いと思うし、それはもちろん彼女自身が最高にかわいい女の子であるからなんだけど、中でもメンヘラ気質がある子)を肯定して音に変えている人だ。ライブごとに演奏の雰囲気が変わって同じ曲なのに違う曲に聞こえるのも生きている感じがしてとても好き。
ライブ、1回は行ってみたいなあ。

Reach to Mars/FoZZtone

2014/11/13発売。

「Return to Earth、何でこんなに暗いんだろう」というのが最初の感想。

火星から帰ってきたんだからもっとこう「ウオオー!」みたいなのがあっても良いんじゃないのかなって思った。盛り上がりみたいな。なんかこう、持て囃されるみたいな。キャー!みたいな。うまくことばにできないけど、なんかそういうのがもっとあっても良いんじゃないのかなって。ハッピーな雰囲気を作るのが得意である(と思っている)FoZZtoneなのに何でこんな…?

2013年に発売されたReach to Marsと今回のReturn to Earthは連作なんだけど(その間にもセカフォズとかTSUTAYA限定レンタルとかStomp the Earthのリリースはあったけど)、たぶんこう、Reach to Marsで「うおーーー!火星に行くぞーーー!行ってらっしゃいーーー!!」みたいな雰囲気を目一杯作っちゃってて、その盛り上がりはそこで終わったんだろうなと。

昨今の大衆媒体に言えるけど、一気に盛り上がったら一気に忘れ去られるみたいな感じ。

「あ、帰ってきたんだ。へえ、おかえり。そこに夕飯あるから勝手に食べちゃって」くらいの感覚。

浦島太郎みたいだな。

聞いてるこっちもだいぶ「浦島太郎みたいな気分です…。あんだけ盛り上がってたじゃん…もう忘れたのかよ…」って思う。


この二つのアルバムをどういうものか表現するかって考えたら、Reach to Marsは「前へ進むためのアルバム」で、Return to Earthは「前へ進むのを一旦やめて現状と向き合うためのアルバム」ってところかなあ。
無理やり進まなくても日々は過ぎていくし、どうにかこうにか生きていけるし。

宇宙飛行士もひとりの人間だしね。


毎日無理に生きてる気がするならReturn to Earthは救いになるかも。「これはこれで悪くないしな」って思えるかも。



そういえば、今年の1月時点で「LOVEはハマらなかった」って書いてるんだけど、いま絶賛ハマっている。セカイイチFoZZtoneのミニアルバムからLOVE曲自体にハマってしまって呪いのようだなって思った。
INNER KINGDOMも買っちゃったし。GENERATeRって曲がほんとにかっこいいんだよ…。

フジファブリックとわたし

フジファブリックというバンドが好きでした。

出会ったのは高校2年生の夏休み。それより前に名前だけ知っていて、確かアジカンのゴッチのブログで「スクラップヘヴンを見に行った。EDの『蜃気楼』という曲が良かった」みたいなことが書かれていてそれで名前を知ったような気がする。そのときに聞いたのは『茜色の夕日』なんだけど若かったわたしには良さも悪さも何も分からなくて、ただ「合わないな」ということだけはわかった。

それから時は過ぎて高校2年生の夏休み、実家の文明開化の下でPCを手に入れたわたしはたまたまBase Ball BearのGt.湯浅氏のブログを読んでいて「フェスで聞いた『陽炎』が良かった」という記事を見かける。そこでYouTubeフジファブリックを検索してなぜか『陽炎』ではなく『銀河』を聞いた。やっぱり合わなかった。でも何となく気になってしょうがなくて次の日もそのまた次の日もずっと『銀河』を聞いていた。今回は話すつもりないけどこの時期にART-SCHOOLとも出会った。

で、何でそっからわたしがフジファブリック好きになったのかが一切思い出せない。笑
『銀河』を1回通して聞いて(それに至るまで3~4回は途中でやめてた)、他の曲も一通り聞いてなぜか『FAB FOX』と『フジファブリック』と『FAB CLIPS』を買った。いま考えると本当に意味がわからないし何がしたいのかわからなさすぎる。金ないくせに何してんだよ…。金もないけど友達もいなかったから…?お金の使いどころが音楽しかなかったから…?いまもそうだけど…?やべえ自分のぼっち具合に泣けてきた。

まあその話は良いとして、ただ彼らにハッキリ言えることは「ちょう好き」ってことだけだった。何が好きとかどこが良いとか一切わからなかったんだけど、全体的に好きだわこれって感じだった。いま思えば思春期サブカル野郎によく見受けられる「他人と好きなものが被らないわたしカッコイイ!」みたいな感じだったのだと思う。周りに自分の趣味が合う人とか皆無だったしな。まあいまとなっては当時の自分に拍手したい。やっぱりお前のセンスは最高だよって褒めてあげたい。
その後『TEENAGER』を人生初フラゲしようとして財布を忘れていることに気づき断念したり、ライブ情報見ては実家がある県に来ないことに落胆したり(隣の県に来てたけど遠征は許してくれなかった)(「遠征したい」って言って「行ってはいけない」と返事が来るのがこわくて言えなかったような気がする)、『FAB FOX』の時期には来てるのに何で…!あのとき行けばよかった…!とか思ったりしてたら、『CHRONICLE』発売。全く響かず。聞きながら途中で寝る暴挙にまで至る。そのあとか前に『アラモード』『アラカルト』を買ったような…?それと一緒にTHE NOVEMBERSも買ったような…?覚えてない。そしてそんなこんなでアレがあって『FAB BOX』と『シングル集』発売。もちろん買う。『MUSIC』のほうが先だっけ?…うん。『MUSIC』ももちろん買った。最初どうにもならなかったしどうしていいのかもわかんなかったし、1周してそれ以降聞いてないと思う。

ある意味『MUSIC』はオリジナルアルバムとは言えないと思うから、『CHRONICLE』から数えて2年後に『STAR』発売。もちろん買った。買うしかないなって思った。わたしはこれからのフジファブリックと一緒に生きていこうって思ってた、そのときは。そのあと『徒然モノクローム/流線形』を買って念願の初ライブ。長崎まで行った。授業切って一人で。(その授業の単位はきっちり落とした) もちろんライブは楽しかった。それより前にアジカンの『マジックディスク』ツアーで金澤ダイスケだけは見てたんだけど、フジファブリックとして3人揃ってステージに立っている姿を生で見るのは初めてだった。ライブで浮かれポンチのわたしはしっかりグッズを買ってしっかり楽しんで、少しだけ寂しいステージを見て少しだけ泣いて、長崎から大分へ戻りその後の授業はしっかり出た。(その授業の単位はしっかり取った)(出席は大切だなと思いました)

そのあとリリースされた『Light Flight』以降、わたしはフジファブリックの音源を買っていない。そのときのライブチケットも買ったけどさまざまな事情で行かなかった。行けなかったじゃなくて自分の意志で行かなかった。わたしのANNASUIの財布の中にはチケットがそのまま眠っている。
何で買わなくなったかというと、たまたま買った『音楽と人』にたまたま山内氏のインタビューが載っていて「ボーカルとしての意識が芽生えてきた」(手元にいまその雑誌がないから記事引用ではないけど)、みたいなことが書かれていて「もうだめだ」って思ったから。そこにいるのはわたしの知っているフジファブリックではなかった。『MUSIC』発売のときから気づいていたはずなのに気づかないふりをして惰性でCDを買っていたことにようやく向き合う形になって、それ以降買わなくなってしまった。「買わなきゃ」から「買ったほうが良いかなあ」になってしまったとき、悲しかったけどそんな気持ちで聞くくらいなら昔のを一人で聞いていたほうがマシだと思った。その話を何年後かに友人(だった)に話したら「そんなこと言ったらいまのフジファブリックが可哀想」みたいなことを言われて、確かにそうかもしれないけどそうじゃないんだよな、そこまでわたしは心が広くないんだよなあって思った。ただリリースのチェックは定期的にして「今度ミニアルバム発売かあ」とか思ったりはする。買ってないけどな。



何でいまさらこんな話でツイッターなどでことあるごとに話すような内容をまとめたのかというと、3/2に卒業ライブでフジファブリックをコピーするから。引退ライブ以来のフジファブリック。懐かしすぎて死にそう。

あとは『FAB FOXⅡ』が発売すると聞いて買うかどうか迷っているから。渋谷公会堂、富士五湖センターのころって丁度『TEENAGER』リリース時のフジファブリックなんだよね。わたしが最高に好きだったころのフジファブリック。やっぱり買うしかないかなって思ってる。フロントマンが君であるというだけでわたしはすぐに舞い上がってしまうから本当にちょろい人間だと思う。初回は馬鹿みたいに高いけどそれでも買う価値があるって思っちゃうんだ。貴重な映像だからとかじゃなく、わたしが最高に好きだった彼らにディスプレイ越しにでも会えるしいつでも好きなときに会えるんだから、自分の中の彼らに対する映像の価値はいくらでもある。

それからフジファブリックがいなければ出会えなかった人がいて、高校2年生のころからいまでも土地や年齢を越えてずっと交流が続いているってほんとうに素晴らしいことだと思う。だからそういう意味でも彼らはわたしにとって大切なバンドだし、大切にしていたバンドだったな。いま思うと方法は歪んでいたけど、それでも大切だった。最高の時間だった。まあ最高の時間はいまでも変わらないよ。ツイッターで空リプ飛ばしあってるときも瀬戸際の恋愛話を聞いてるときも現代人の青春を謳歌している感じしてわたしはしあわせな気持ちになる。不健康だな。



何かそんな感じ。過去形で始まる話はやっぱりつらいね。

FoZZtoneとわたし

FoZZtoneってバンドが好きです。ベストと最新シングル、過去シングル以外の作品、いわゆるオリジナルアルバムと呼ばれているものは購入済みだと思う。あっインディーズ時代の作品は持ってないものもあるな。ってなるとかなり中途半端だけどまあいいや。好きなんです。
ネガティブな気持ちになると『カントリークラブ』ってアルバムに収録されている『TWILIGHT』って曲が聞きたくなる。わたしの中でしあわせな日常を言葉にかえたときにしっくりくる曲なんだよね。

まだまだ外も薄暗いような朝と夜の間に目が覚めて、幸いにも今日は仕事がお休みでちょっと早いけど、まだ新聞配達もギリギリ来てない時間だけど起きようかと思って、付き合って5年目のただいま同棲中の彼女を起こさないようにベッドから抜け出し、クッソ寒いベランダに出て朝の一服をしている。そんな最中に彼女は起きちゃって、ゴソゴソしててあー起こしちゃったかなあって思ってたらベランダの戸を開けてきて「さむい」と一言。そして昨日飲み終わって捨てるのを忘れてた可哀相なビールの空缶を渡されて「灰は捨てないでね」と言われる。なんのことではない、ベランダに置いてある瓶缶用のゴミ箱に捨てておいてねってことだ。そのままベランダの戸は閉められた。タバコはまだ残ってるし、足元を見たら寝ぼけてたのかサンダルは片足違うしで寝起きって怖いなあって思いつつ遠くでは猫の鳴き声が聞こえる。空は少しずつゆっくりと明るくなってきた。昨日の雲の形も覚えていない俺は今日のこの朝の空模様もすぐに忘れてしまうのだろう。それからベランダ越しに部屋を見ると彼女はまたベッドに潜り込んでいた。寒いから俺もすぐに戻ろうと思う。




…なんだこの気持ち悪い妄想は。

良いバンドなんですけどね、あんまり日の目を見ていないような気がする。絶対にFoZZtoneの3人(キャプテン含めたら4人)にしかできないことをしていると思うんだけどなあ。もっともっと売れていいはずなんだよう。
ちなみに『カントリークラブ』なら『umbrella』って曲も好き。緩やかなしあわせを描くのが本当にうまいんだよね。あーそういう日常あるよね、時間がたっぷりある日ってあるよね、っていうしあわせ。ただそういう日に限って何もせずに過ごしちゃうからもったいないなって思う。
あとアルバムを総括して見たら『ワインドアップ』が好きかな。ミニアルバムにカテゴライズされるのかもしれないけど。とてもまとまりが、何周でも聞けてとても好き』 ちょっと最近はハッピー感出すぎてるなあとは思うけど、それでもそれが似合っちゃうバンドなんだよね。
最新情報でいいはずだけど、セカイイチってバンドとコラボしたみたい。これはツイッターにも書いたけどわたしはあんまりセカイイチをよく知らないんだよね。でもすごく良かった。これももう無条件でハッピーっていうか、なんていうか。『Reach To Mars』からほんとに脱皮したよね。正確には『NEW WORLD』からだとは思うんだけど、まああれはコンセプトアルバムだしな。オリジナルアルバムとして新しいFoZZtoneを示すなら『Reach To Mars』でいいと思う。確実に名盤。(『Love』はあんまりハマらなかった…)

▽『リトルダンサー』PV

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この音源って確かライブ会場限定なんだよなあ、すごくほしい。

thee michelle gun elephantとわたし

忘れっぽい。
わたしはすごく忘れっぽい。自分に関することですら忘れるし他人のことですら忘れる。スケジュールとか特に忘れる。だから手帳に書くけど手帳に書いたことを忘れる。間違えて書いたりもする。バイトのシフトを何度間違えたことか。自分の発言に責任を持った方が良いのだろうけれども忘れてしまう。ゲシュタルト崩壊してきた。ただ世間一般で言う精神的な病気の類ではないし、そこまで日常生活に支障が出るようなものではない、と思っているけど人間関係を築く上で困るなとは思う。思うだけならタダです。

とここまで書いて車校に行ってきた。相変わらず脱輪キメるわ何だかんだで大変だった。S字やクランクでは脱輪しないのに直進でタイヤ落ちるってどういうことなの。車を運転するって本当に大変ね。
車校の帰りに久々に自発的にthee michele gun elephantの世界の終わりを聞いていたのだけれども、cult grass starを借りた当時(あとでもちろん買い直した)はほぼ世界の終わりしか聞いてなかったし、他の曲はいまいちピンとこなかったことを思い出した。
だから何だと言われたらまあそれまでなんだけど、アルバムを通して聞いて「これだ!!」って思ったのってたぶん借りてから半年以上経ってからなんだよね。すっごい時間かかってるな。即効性の「好き」ではないバンドってわたしの中ではとても大切になるんだよね。じわじわと日常に馴染んできて、ある日突然ガチっとハマるバンドってその瞬間からとてつもない効力を発揮してきて絶対に抜け出せなくなる。それに気づいてからはもうミッシェル漬けの日々だったなあという高校時代のことを思い出してすこしセンチメンタルな気分になった。そしてわたしはCDやDVDを買えるだけ買いあさり、過去の雑誌も手に入れられるだけ手に入れた。最初に買ったCDはチキンゾンビーズ、最初に買ったDVDはフィルモグラフィーのはず。ミッシェルだから外れはない、という理由で店で試聴するわけでもなく普通に会計してたけどいま考えたら有り得ないな。試聴せずに即買いするバンドってミッシェルかアジカンの二択しかない。どこまでバンドのことを過信しているんだ…。って思うけど信じられるバンドが1つでもあればしあわせよね。
ミッシェルは他人からすすめられたわけでもなく、当時高校2年生だったわたしが「知識として聞かないより聞いておいた方が良いだろう」程度の軽い気持ちで手を出したのが始まりだったような。2008年時点でミッシェル解散から5年、もちろん周りにミッシェルを聞く人間なんていなかった。悲しいことだけどこれが現実。アジカンですらいなかった。悲しいけどこれが現実。そしてそのときは最寄りのTSUTAYAでcult grass starとHigh Timeを借りた。世界の終わりとリリィ目当てで。いまではHigh Timeは墓まで持って行きたい1枚になった。ほんとうにしあわせなことだと思う。
あとこれは非常に個人的な偏見ではあるのだけれども、やっぱりミッシェルといえば世界の終わり、リリィの2曲に納まると思う。もちろん他にも名曲はあるし、他の曲も大好きなんだけど、まずこっから入るよねって思う。ばかたれ俺は他の曲から入ったわいって人もこの2曲好きだと思う笑。

▽世界の終わりPV

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▽リリィPV

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ものすごく気持ち悪いことを言うけど、ウエノがバット振り回すシーンを見て殴られたいって思いました。実際は痛いから嫌だ。
そういえばわたしは以前ラッキーストライクを好んで吸っていたのだけれども、それももちろんチバユウスケの影響。
▽ブギーPV

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いまはラッキーストライクを吸うのをやめちゃって、吸わなくても良いだろこれってレベルでタール数が低いものを吸ってるけど、機会があれば戻したいとは思ってる。でもたぶんもう身体が受け付けないだろうな…。クセあるし…。あとキュウちゃんは金髪のときがいちばん好きです。(これはまだ黒髪?茶髪?)
アルバム個々の話になるけど、ロデオタンデムビートスペクターとサブリナヘヴンをまともに聞くようになったのってここ半年くらいの話なんだよね。サブリナはもうちょい早くからちゃんと聞いてたけど、ロデタンに関しては本当にここ半年の出来事。きっかけはTHEE LIVEのロデタン盤を見てから。DVDで言えばGOD JAZZ TIMEになるのかな。突然観たいなって思って初めてロデタン盤を通して観たんだけど(いままでは武蔵野エレジーが目当てでそこしか観てなかった)、めっちゃかっこいいな。残念ながら語彙力が低いので普遍的、陳腐な言葉しか出てこないんだけど、本当にめっちゃかっこいいんだよ。
わたしはバンドサークルに所属しているけど、楽器にすごく精通してるわけでもないし、このベースラインが…とかこのギターのフレーズが…とかドラムのこの音が…とかボーカルのこの感情のこめかたが…とかあんまりわからないし、正直わからなくても聞くだけなら支障はないし、感覚上の話しかできないからもどかしいけど、そりゃこのバンドに狂わされる人がたくさんいるよね、って納得できるレベルにこのアルバムはかっこいいと思う。ギヤとかカサノバとかずっとアガりっぱなしの脳味噌の血管切れるんじゃねコレみたいな曲が揃ってるわけじゃないし、だからと言ってcult grass starとかHigh Timeとかの根暗でうじうじしてるような曲なのかって言われたらそうではないのだけれども、明らかにいままでとは違うんだけれども、その違いがとてもかっこいいなあっていうのにいまさら気づいたことに対してとても悔しくてたまらない。

これから先もミッシェルのことはずっと好きだし、ずっとずっと忘れることができないバンドだろうなあっていうのを再認識できて本当に良かったと思う。ロデタン、ありがとう。
最初の話はどこに行ったのか。忘れっぽいってこういうところにも出てくる。