iroiro

音楽とかいろいろ

thee michelle gun elephantとわたし

忘れっぽい。
わたしはすごく忘れっぽい。自分に関することですら忘れるし他人のことですら忘れる。スケジュールとか特に忘れる。だから手帳に書くけど手帳に書いたことを忘れる。間違えて書いたりもする。バイトのシフトを何度間違えたことか。自分の発言に責任を持った方が良いのだろうけれども忘れてしまう。ゲシュタルト崩壊してきた。ただ世間一般で言う精神的な病気の類ではないし、そこまで日常生活に支障が出るようなものではない、と思っているけど人間関係を築く上で困るなとは思う。思うだけならタダです。

とここまで書いて車校に行ってきた。相変わらず脱輪キメるわ何だかんだで大変だった。S字やクランクでは脱輪しないのに直進でタイヤ落ちるってどういうことなの。車を運転するって本当に大変ね。
車校の帰りに久々に自発的にthee michele gun elephantの世界の終わりを聞いていたのだけれども、cult grass starを借りた当時(あとでもちろん買い直した)はほぼ世界の終わりしか聞いてなかったし、他の曲はいまいちピンとこなかったことを思い出した。
だから何だと言われたらまあそれまでなんだけど、アルバムを通して聞いて「これだ!!」って思ったのってたぶん借りてから半年以上経ってからなんだよね。すっごい時間かかってるな。即効性の「好き」ではないバンドってわたしの中ではとても大切になるんだよね。じわじわと日常に馴染んできて、ある日突然ガチっとハマるバンドってその瞬間からとてつもない効力を発揮してきて絶対に抜け出せなくなる。それに気づいてからはもうミッシェル漬けの日々だったなあという高校時代のことを思い出してすこしセンチメンタルな気分になった。そしてわたしはCDやDVDを買えるだけ買いあさり、過去の雑誌も手に入れられるだけ手に入れた。最初に買ったCDはチキンゾンビーズ、最初に買ったDVDはフィルモグラフィーのはず。ミッシェルだから外れはない、という理由で店で試聴するわけでもなく普通に会計してたけどいま考えたら有り得ないな。試聴せずに即買いするバンドってミッシェルかアジカンの二択しかない。どこまでバンドのことを過信しているんだ…。って思うけど信じられるバンドが1つでもあればしあわせよね。
ミッシェルは他人からすすめられたわけでもなく、当時高校2年生だったわたしが「知識として聞かないより聞いておいた方が良いだろう」程度の軽い気持ちで手を出したのが始まりだったような。2008年時点でミッシェル解散から5年、もちろん周りにミッシェルを聞く人間なんていなかった。悲しいことだけどこれが現実。アジカンですらいなかった。悲しいけどこれが現実。そしてそのときは最寄りのTSUTAYAでcult grass starとHigh Timeを借りた。世界の終わりとリリィ目当てで。いまではHigh Timeは墓まで持って行きたい1枚になった。ほんとうにしあわせなことだと思う。
あとこれは非常に個人的な偏見ではあるのだけれども、やっぱりミッシェルといえば世界の終わり、リリィの2曲に納まると思う。もちろん他にも名曲はあるし、他の曲も大好きなんだけど、まずこっから入るよねって思う。ばかたれ俺は他の曲から入ったわいって人もこの2曲好きだと思う笑。

▽世界の終わりPV

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▽リリィPV

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ものすごく気持ち悪いことを言うけど、ウエノがバット振り回すシーンを見て殴られたいって思いました。実際は痛いから嫌だ。
そういえばわたしは以前ラッキーストライクを好んで吸っていたのだけれども、それももちろんチバユウスケの影響。
▽ブギーPV

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いまはラッキーストライクを吸うのをやめちゃって、吸わなくても良いだろこれってレベルでタール数が低いものを吸ってるけど、機会があれば戻したいとは思ってる。でもたぶんもう身体が受け付けないだろうな…。クセあるし…。あとキュウちゃんは金髪のときがいちばん好きです。(これはまだ黒髪?茶髪?)
アルバム個々の話になるけど、ロデオタンデムビートスペクターとサブリナヘヴンをまともに聞くようになったのってここ半年くらいの話なんだよね。サブリナはもうちょい早くからちゃんと聞いてたけど、ロデタンに関しては本当にここ半年の出来事。きっかけはTHEE LIVEのロデタン盤を見てから。DVDで言えばGOD JAZZ TIMEになるのかな。突然観たいなって思って初めてロデタン盤を通して観たんだけど(いままでは武蔵野エレジーが目当てでそこしか観てなかった)、めっちゃかっこいいな。残念ながら語彙力が低いので普遍的、陳腐な言葉しか出てこないんだけど、本当にめっちゃかっこいいんだよ。
わたしはバンドサークルに所属しているけど、楽器にすごく精通してるわけでもないし、このベースラインが…とかこのギターのフレーズが…とかドラムのこの音が…とかボーカルのこの感情のこめかたが…とかあんまりわからないし、正直わからなくても聞くだけなら支障はないし、感覚上の話しかできないからもどかしいけど、そりゃこのバンドに狂わされる人がたくさんいるよね、って納得できるレベルにこのアルバムはかっこいいと思う。ギヤとかカサノバとかずっとアガりっぱなしの脳味噌の血管切れるんじゃねコレみたいな曲が揃ってるわけじゃないし、だからと言ってcult grass starとかHigh Timeとかの根暗でうじうじしてるような曲なのかって言われたらそうではないのだけれども、明らかにいままでとは違うんだけれども、その違いがとてもかっこいいなあっていうのにいまさら気づいたことに対してとても悔しくてたまらない。

これから先もミッシェルのことはずっと好きだし、ずっとずっと忘れることができないバンドだろうなあっていうのを再認識できて本当に良かったと思う。ロデタン、ありがとう。
最初の話はどこに行ったのか。忘れっぽいってこういうところにも出てくる。